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株式会社クラスターは、平成6年に居宅介護事業所を開設以来、地域の皆様に厚い信頼を寄せて頂き心から感謝申し上げます。
介護を受けられている方が生き生きと過ごしていただけるように、そして介護されている方がホッと一息ついていただけるように、私達は誠心誠意お手伝いをさせていただきます。
スタッフ一同、“思いやりと誠実”をモットーにより一層精進してまいる所存でございますので、今後ともご愛顧を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。
食中毒とは、食中毒を起こすもととなる細菌やウイルス、何らかの有毒・有害物質などが含まれる食べ物や飲み物を口にすることによって、発熱、腹痛、下痢、嘔吐などの症状が現れる病気のことです。
食中毒の原因には、細菌、ウイルス、寄生虫、キノコやフグなどの自然毒、化学物質などがあります。
食中毒の原因によって、病気の症状や食べてから病気になるまでの時間はさまざまです。時には命にもかかわるとても怖い病気です。
梅雨時期(5月~6月)と夏(7月~9月)は湿度や気温が高く、細菌が増えやすいので、この時期には細菌性の食中毒の発生件数が増加する傾向にあります。
冬(12月~3月)は、ノロウイルスなどのウイルス性の食中毒の発生が見られます。
また、春や秋には、他の時期に比べて、自然毒による食中毒が多く発生します。
アニサキスなどの寄生虫による食中毒は年間を通して発生しています。
食中毒は年間を通して発生していますので、日ごろから食中毒の予防に心がけてください。
また、キノコや魚のフグなどは、自然に有毒な物質を含んでいるものがあり、そういったものを間違えて食べることによって食中毒になることもあります。食中毒を起こす細菌は、土の中や水、ヒトや動物の皮膚や腸の中にも存在していて、特別な細菌というわけではありません。そのため、食品を作る途中で菌がついてしまったり、家庭で調理したものを、暖かい場所に長い時間置いたままにしておくと、細菌が増えてしまいます。
サルモネラ菌
十分に加熱していない卵・肉・魚などが原因となります。
例 生卵、オムレツ、牛肉のたたき、レバ刺し
乾燥に強く熱に弱い特徴があります。
食後、6時間~48時間で、吐き気、腹痛、下痢、発熱、頭痛などの症状が出ます。
黄色ブドウ球菌
ヒトのひふ、鼻や口の中にいる菌です。傷やニキビを触った手で食べ物を触ると菌が付きやすくなります。そのため、加熱した後に手作業をする食べ物が原因となります。
例 おにぎり、お弁当、巻きずし、調理パン
この菌が作る毒素は熱に強く、一度毒素ができてしまうと、加熱しても食中毒を防ぐことはできません。 食後30分~6時間で、吐き気、腹痛などの症状が出ます。
腸炎ビブリオ菌
生の魚や貝などの魚介類が原因となります。
例 刺身、寿司
塩分のあるところで増える菌で、真水や熱に弱い特徴があります。 食後4時間~96時間で、激しい下痢や腹痛などの症状が出ます。
カンピロバクター
十分に加熱されていない肉(特に鶏肉)や、飲料水、生野菜などが原因となります。また、ペットから感染することもあります。
例 十分に火が通っていない焼き鳥、十分に洗っていない野菜、井戸水や湧き水
乾燥に弱く、加熱すれば菌は死滅します。 食後2~7日で、下痢、発熱、吐き気、腹痛、筋肉痛などの症状がでます。
腸管出血性大腸菌 O157,O111など
十分に加熱されていない肉や生野菜などが原因となります。
例 十分に加熱されていない肉、良く洗っていない野菜、井戸水や湧き水
菌には、O157やO111などの種類がありますが、十分に加熱すればふせげます。 食後12~16時間で、激しい腹痛、下痢、血が混ざった下痢などの症状が出ます。症状が重くなると、死ぬこともあります。
ノロウイルス
牡蠣などの二枚貝を生や十分加熱しないで食べた場合や、ウイルスに汚染された水道水や井戸水などを飲んで感染することもあります。
例 十分に加熱されていない、カキ、アサリ、シジミ
熱に弱いので、85度以上で1分以上加熱。食中毒にかかった人の便や、吐いたものから感染することもあるので、床などに飛び散った汚物を処理するときは、使い捨てのエプロン、マスク、手袋をして、まずペーパータオルで静かに拭き取ります。
食後1~2日で吐き気、ひどい下痢、腹痛などの症状がでます。
E型肝炎ウイルス
加熱不足のブタなどの肉や内臓を食べたことが原因となります。また、海外の地域によっては生水や生ものから感染する場合もあります。
例 十分に火の通っていないブタの肉やレバー
熱に弱いので、生食をさけ、中心まで十分に加熱すればふせげます。 ほとんど症状は出ませんが、一部の人は感染から平均6時間たつと、だるくなったり、皮膚が黄色くなったり、発熱したりします。
つけない ・手洗いをきちんとする。
・生ものを触った手で、他のものを触らない。
増やさない・常温で放置しない。
・開封調理後は早めに食べきるようにする。
殺菌する ・加熱、沸騰をきちんとさせる。
・調理器具を除菌する。
殺菌・消毒の方法 3種類
煮沸(熱湯)消毒 …細菌やカビ、虫(寄生虫)類に効果あり。
煮沸:70℃で1分間以上ゆでる。
熱湯:沸騰したお湯をゆっくりとかける。
塩素消毒 …細菌やカビ、ウイルス類に効果あり。漂白される。 ハイターやブリーチ等の漂白剤のこと。説明書きの通りに使用する。つけおき、薄めた液を使って拭く等。一度洗剤で洗ってから消毒すること。
アルコール消毒…細菌やカビ効果あり。 消毒する面が乾いた状態で使用する。手指にも使える。
食中毒は年間を通して発生しています。予防ポイントを実行するとともに、規則正しい生活、一日三食のバランスの良い食事とこまめな水分補給、しっかりと睡眠時間をとることを心がけ、日々元気に過ごしましょう。